食べたいものを食べよう
一般的につわりの期間(4〜5週に始まり16〜17週に終わる)には、赤ちゃんの体はとても小さく、若しお母さんが何も食べられなくても母体から必要な栄養素は取り入れることができます。食べられないことでせっかく宿ってくれた赤ちゃんに影響が出るのではないかと心配したり、あるいは、栄養のバランスに気をつけないといけないと、食べられないものを無理に食べたりする必要はありません。食べたいものを食べましょう。
つわりのときに食べたくなるものは人によって千差万別です。レモンや梅干などのすっぱいものが好きになるという、昔から言われてきたことそのままの人もいれば、フライドポテトやフライドチキンなんて、よほど食べたほうが胃にもたれる、というものが食べたくて仕方なくなる人もいます。毎日、食べられるものが変わってしまい、昨日食べられたものが今日は大嫌いという人も、決して珍しくはありません。
つわりの重さも人によりけりですから、食べ物をコントロールできる人はより栄養のバランスを考えたものを食べるほうが自分にも赤ちゃんにもいいことはもちろんです。けれど、吐き気がひどかったり、においが気になったりして食べるものがない、という人は、たとえ油っぽかったり、香辛料がきつかったりしても、食べられるものを体に入れてください。それは自分の体へのケアであって、赤ちゃんにとってもお母さんの体が元気であることはとても大切な事です。ただ、それはつわりの時、だけです。「食べたいもの」生活を食欲が出てきてからも続けてしまったら、あっという間に太ってしまいます。気をつけましょう。