ラクな服装で出かけよう

妊娠初期は外見から体の変化は見られません。まだマタニティーウェアはちょっと気恥ずかしい時期でもあります。しかし、妊娠に気がつく5〜6週はすでに妊娠2ヶ月に入っていて体の中ではすでに劇的な変化を遂げているのです。つわりも始まって、楽に過ごすことが難しい毎日です。なるべくラクな服装を心がけましょう。体への締め付けは禁物と考えたほうがいいでしょう。ムカムカの中心である胃の辺りに触るものがあると、当然気持ち悪さは倍増しますし、敏感になった肌への強い刺激で湿しんやみみず腫れを招いてしまうこともあります。

 

マタニティーウェアとまでは行かなくても、体のラインがあまり出ないファッションに変えれば、下着もゆったりとしたものが着用できます。一見、ファッショナブルに見えても実はウエストはゴム、というパンツやスカートも最近は出回っています。きりりとしたスタイルを好む人も、体系の崩れを気にする人も、今はいったん休止の時です。妊婦用のスパッツは便利です。お腹のふくらみに合わせてウエストを調節できますし、一見普通のスパッツと変わらないので、上半身のスタイルを選びません。ご主人のシャツやトレーナーを借りたり、ふわっとしたワンピース風の上着をまとってもよいでしょう。

 

最近はやっているチュニックはお腹の辺りがふんわりして、スパッツを合わせやすいので特にお勧めです。出産後も使えるし、おしゃれな品物も多く出回っています。お腹がゆったりしていること、とともに、肩こりにならないようなデザインを選ぶのも大切です。胃をかばう体勢をとりがちですから、肩こりもひどくなることが多いでしょう。洋服の重さも軽ければ軽いほうがいいのです。家の外へ出かけていくことは、運動になるし精神的にも大変いいことです。楽な服装で出かけましょう。