あめやガムを持ち歩く
妊娠中の飴やガムは妊婦の友といえるほどに役に立ってくれます。まず、お腹がすくと気持ちが悪くなる食べつわりの人には、一時しのぎに最適です。飴やガムが口の中に入っていることで少しは気持ち悪さを紛らわすことができますし、ガムを噛むことで神経の満腹中枢を刺激することもできて食べ過ぎの予防ができます。また、ガムに含まれるメンソールで爽快感を得ることもできます。乗り物に乗っているときなども飴やガムで人ごみのにおいを感じにくくさせる効果もあります。
眠くても眠ってしまうことができないときも、飴をなめたりガムをかんで口の中の味覚を刺激することで意識を保つことができます。仕事中や車を運転しているときは、特に助かります。唾液が多くなってしまう人も、飴やガムを口に入れておくと唾液が飲み込みやすくなるし、少しでも気分が紛れるでしょう。自分の唾液のにおいもごまかせます。心配なのは体重の増加です。太りすぎは妊娠中毒症を引き起こしやすくなりますから、気をつけなければなりません。できるだけカロリーの少ないものを選んでください。
また、職場などで飴やガムを口に入れるときは、周囲の人に事情を説明して、不謹慎な印象を与えないようにすることが大切です。飴やガムは甘いにおいやメンソールのにおいがきついので、におい全体がだめだというひとには向きません。けれど、「このにおいなら」という特定の飴やガムを見つけて愛用する人もいますから、いろいろ試してみてもいいかもしれません。好きな味が見つかれば、いつもかばんの中に入れて持ち歩くといいでしょう。