周囲に協力してもらう

周囲に協力してもらうためには、まず自分から心を開かなければいけません。自分のつらさや体調の悪さを周りの人に伝えることが大切です。もっとも身近にいるご主人が理解してくれて手伝ってくれる、というのは理想的なケースです。ただ、一般的に男性は仕事に就いている時間が長く、いつでも手を差し伸べられる状態にはありませんし、責任のある仕事には女性も同じではありますがストレスもつき物です。期待するほどに協力を得られない人の方がむしろ多いのではないでしょうか?

 

つらいときの味方は多いに越したことはありません。実家に帰ってゆっくりできる人はぜひご両親に甘えましょう。家事や育児から解放されるだけで、つわりが治ってしまう人もいます。それが一時のことであっても、またがんばる気力が湧いてくるでしょう。住んでいる家の近辺に、頼りになる知人がいるのも大変心強いことです。普段から挨拶などを心がけていれば、いざというときに力になってくれる人もきっといると思います。仕事をしている人も、周りの人に理解してもらうことや、きちんとした手続きをとることで、時差出勤や休憩時間の確保ができるようになるかもしれません。

 

保健所や行政サービスでも、妊産婦の相談業務がありますから利用してください。専門的な知識を持った医師や保健婦が対応してくれることで、得られるものがきっとあるでしょう。話すことはつらさを乗り越えるためにとても大切なことです。周囲が協力をしてくれない、と思い詰めることはストレスをさらに増大させてしまいます。あの手この手で乗り越えるしたたかさを身につけていきたいものです。