便秘や下痢になる
つわりの時は便秘になる原因が目白押しです。まず、ホルモンのバランスが崩れて腸の活動が鈍ります。食べられなくなったり、吐いてしまったりで食事量、水分量ともに激減して便が出にくくなります。吐き気や実際の嘔吐を繰り返す苦痛やストレスで体はいつも緊張しています。
便秘を防ぐ方法は妊娠していないときと同じです。まず食物繊維の多い食べ物をとること。一日のうちで少しでも食べられる時間を見つけましょう。食物繊維が入ったお菓子やジュースを常備して食べられるときに食べてください。こんにゃくゼリーなどもお勧めです。外に出られるくらいのつわりでしたら、マタニティーヨガやマタニティースイミングに通うのも、気分もまぎれるし運動が腸の活動を活発化してくれます。下腹部のマッサージも効果があります。
また、便秘ほどではありませんが下痢を繰り返すつわりもあります。冷たいものしか食べられないからと、そればかり食べているのはいけません。暑いからと素足で過ごしていたり、冷房の効いた室内にずっといたりするのも知らず知らずのうちに体調不良を招き下痢を誘発してしまいます。妊娠しているときの下痢は、脱水症状にもつながりやすく、赤ちゃんにも危険です。ひざ掛けやカーディガンなど、体を冷やさないように一枚余分の衣類を用意しておくと便利です。便秘、下痢ともに、ひどいときは医師に薬を処方してもらってください。我慢すると取り返しのつかないことになりますから、少し早めに病院で相談してください。