食べつわり

食べつわり

何かを口に入れたり、食べていないと気分が悪くなってしまうつわりの症状を、食べづわりといいます。食欲、というよりも、空腹になると吐き気がしてきて、食べていないといられないのです。食べつわりも人によって、また時期によって症状はさまざまです。胃が空にならないように少しずつ食べていれば、気分が悪くなることはないという状態から、食べても気持ちが悪くなる、またはせっかく食べたのに吐いてしまう症状まであります。

 

食べつわりだけが単独で起こることはほとんどなくて、吐きつわりと同時進行というケースがほとんどです。幸い、食べられる分脱水症状や飢餓症状は出にくくなるのでその点は吐いているだけのつわりよりは安心ですが、つらいことは変わらず吐きながらも食べることで、つわりの時期からの体重増がみられます。体重の増加は妊娠期間には特別な意味があります。体重増加が大きい人ほど、妊娠中毒症にかかる割合が大きくなることがわかっていますし、産道に脂肪がつくと赤ちゃんが出てきにくくなってしまいます。妊娠初期から体重が増えてしまうと、つわりが治まって食欲が増してくる妊娠中期以降に食欲をセーブしなければなりません。

 

かといって空腹で気分が悪くなってしまう以上、食べるしかないことも確かです。できるだけカロリーの少ないものを少しずつ小分けにして食べるようにしてください。つわりの最中は、特定のものしか食べられないことも良くあります。そのときは栄養バランスなどはあまり考えず食べられるものを食べましょう。つわりが治まってきたら、それから栄養バランスや体重に注意していけばいいのです。