つわりのピークはいつ?
つわりのピークは8〜9週(3〜4ヶ月)頃といわれています。この時期、妊娠すると始まるhCGホルモンの分泌もピークを迎えています。今まで体内に存在しなかったホルモンに対して、体がすぐには順応できず、順応しようとするエネルギーでつわりが起こることも考えられます。そうすると分泌が徐々に減っていくときには、すでにホルモンに慣れ始めた体にそのためのエネルギーが必要なくなってきます。つわりも一段落するのはそのためだろうということです。
しかし、つわりの原因は特定できるものではなく、つわりの継続する期間も、人によってさまざまです。つわりによる体の不調は、直接的には自律神経の乱れから来るものですから自律神経を不安定にさせている要因が取り除かれると、つわりは楽になっていくのでしょう。ピークというものは、終わってみて初めてわかるものですから、あまりピークを意識しないほうがいいのかもしれません。
つわりの終わり方も人それぞれ。徐々に収まってくる人、ある日突然気分がすっきりしてつわりが終わる人、終わったと思ったらぶり返す繰り返しの人、そして、妊娠期間中ずっとつわりが続く人もいます。ずっとつわりが続くのはつらいことですが、確実に言えることは、赤ちゃんが生まれればつわりは終わるのです。何とか上手に付き合っていくしかありません。
お腹の中に生命を宿し始めたばかりのお母さんは、自分の体が急によそよそしくなってしまうことに、必死についていかなければなりません。自分の体が一番わかるのはやはり自分です。この時期、いつもより自分を甘やかしてあげることも大切です。