つわりとは?
予定日を過ぎても生理が始まらない、「もしかして」と思い始めたころ、吐き気がしたり、熱っぽかったり、体調が悪くなることがあります。妊娠していた場合、それがつわりの始まりです。つわりとはなぜ起こるのか?その原因は確定されていません。主に、ホルモンバランスの崩れから自律神経が不安定になり、体の不調が現れる、と考えられています。妊娠すると、hCGというホルモンや黄体ホルモンの分泌が活発になりますが、すなわち女性の体が妊娠を継続して赤ちゃんを体内で育てていこうと変化していくのです。その変化が急激に起こるため自律神経が乱れます。
また、急にお腹の中で育ち始めた赤ちゃんを体がなかなか認知できなくて異物と捉え拒否しているのではないか、という考え、あるいは、流産をしないように母体が動けないようにしている、環境の変化で精神が不安定になり体に変調をきたす、など、つわりの原因として考えられるものは多数あります。吐き気や嘔吐などの、つわりは妊娠した女性の大多数が経験していて、病気ではなく生理現象です。まずは様子を見ながら、自分自身が適応していく方法を探っていきましょう。
赤ちゃんはお腹の中で、しっかり守られています。女性の体に自然に備えられている、妊娠出産のメカニズムはすばらしいものです。つわりでお母さんが苦しんでいることが、赤ちゃんに影響することはありません。お母さんは自分の体を思いやって、つわりを乗り越えてください。注意したいのは、日常生活が送れないなど、極端につらいつわりは、必ず病院での治療や医師の指示を仰がなくてはなりません。我慢しすぎることは、母体にも赤ちゃんにもとても危険です。