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一般的につわりの期間(4~5週に始まり16~17週に終わる)には、赤ちゃんの体はとても小さく、若しお母さんが何も食べられなくても母体から必要な栄養素は取り入れることができます。食べられないことでせっかく宿ってくれた赤ちゃんに影響が出るのではないかと心配したり、あるいは、栄養のバランスに気をつけないといけないと、食べられないものを無理に食べたりする必要はありません。食べたいものを食べましょう。

つわりのときに食べたくなるものは人によって千差万別です。レモンや梅干などのすっぱいものが好きになるという、昔から言われてきたことそのままの人もいれば、フライドポテトやフライドチキンなんて、よほど食べたほうが胃にもたれる、というものが食べたくて仕方なくなる人もいます。毎日、食べられるものが変わってしまい、昨日食べられたものが今日は大嫌いという人も、決して珍しくはありません。

つわりの重さも人によりけりですから、食べ物をコントロールできる人はより栄養のバランスを考えたものを食べるほうが自分にも赤ちゃんにもいいことはもちろんです。けれど、吐き気がひどかったり、においが気になったりして食べるものがない、という人は、たとえ油っぽかったり、香辛料がきつかったりしても、食べられるものを体に入れてください。それは自分の体へのケアであって、赤ちゃんにとってもお母さんの体が元気であることはとても大切な事です。ただ、それはつわりの時、だけです。「食べたいもの」生活を食欲が出てきてからも続けてしまったら、あっという間に太ってしまいます。気をつけましょう。

自分に合ったつわりレシピを見つけましょう。何を食べられるか、どうしたら食べられるか、自分の体に聞きながらいろいろトライしてください。何より大切なのは脱水症状にならないように、水分です。水分が豊富で食べやすいもの、においがきつくないもの、というと、トマトやスイカが好まれることが多いようです。小さくきって冷蔵庫に常備します。妊娠していなくても、あるとうれしいものですよね。トマトはもちろんプチトマトでもいいでしょう。

一般的には冷たいもののほうが温かいものよりにおいがきつくないので、つわりのときは食べやすいようです。そうめんやざるそばを食べるとき、めんつゆに薬味としてすりゴマや卵の黄身や海苔、においが苦手ではなかったらねぎやしそなどのトッピングをすると、食べ物の品目が増えて安心できます。サンドイッチやおにぎりも小さく作って食べたいときにつまめるようにしておくといいでしょう。ご飯の炊けるにおいがきつい、という人はたくさん作って冷凍しておくと便利です。おにぎりを作るときに、市販されている雑穀ミックスを入れてご飯を炊くといいですよ。おにぎりだけで15~17種類の違った穀物を摂取できる上に雑穀は栄養価がとても高く、食感もモチモチになってもち米のようにおいしくいただけます。

香辛料の強いものや揚げ物などもかえって好むようになる人もいます。つわりのときはとにかく食べられるものが一番です。近所の人と情報交換をして、「このお店の〇〇」がおいしい、などということも知っておきたいところです。同じものであっても「ここのお店のものは食べられる」という話はよく聞きます。きっと、食べ物そのものや味ではなく、何かがフィットしたのでしょう。そんな食べ物も、あなただけのつわりレシピです。

つわりの時は食べられるものを食べよう、と言いながら、少しでもいいものをと考える人は多いと思います。注意したいのは、いくらいいものでも同じものばかり食べていると、同じ栄養分は一度に摂取できなくて尿と一緒に体外へ排出されてしまうことです。みかんを一度にいくつ食べても、体内に取り込めるビタミンCは決まっています。残りは文字通り「身にならない」のです。

栄養分は何回にも分けて少しずつ摂取することが理想です。薬やサプリメントが、必要な量を朝昼晩3回に分けて飲むようになっているのはそのためです。けれどいちいち食べ物ごとに栄養素を調べて理解するのはとても大変です。かといってサプリメントに頼り切るのもいやだというとき、簡単なものに1日30品目の摂取、という考え方があります。単純に口に入れた品目をカウントして30を目指すのです。

市販の雑穀ミックスや、野菜ミックスジュース、コンビニエンスストアでよく売っている多品目のお弁当など、食べると「体にいいことをした」と思える商品はたくさんあります。赤ちゃんが生まれれば、ご主人や自分の体だけではなくて赤ちゃんの健康も考えて食事を作っていくことになります。1日30品目を意識することはこれからも多いに役立ちますし、体にいい商品を手に入れる方法も知っておいて損はありません。

今はたくさんの生協があります。添加物や農薬の除去にとても力を入れている生協もあります。子育ての前にチェックしておくのもいいかもしれません。また、生協のカタログでは特産品や有名店の取り寄せなども気軽にできるようになっているところも多いので、結構楽しいものです。

ビタミンB6がつわりの緩和にいいといわれています。ビタミンB6が多く含まれる食べ物には、アジ、サバ、タイ、イワシなどの魚、さつまいも、カリフラワー、アボガド、ピーマンなどの野菜類、バナナ、海苔、ナッツ類、大豆、玄米等があります。こうしてみてみると、圧倒的に和食の食材が多いといえます。食べられるのであれば、やはり和食はお勧めです。太りすぎを防ぐためにも、油分が少なく、煮る、蒸すなど、カロリーが低くなる調理法が多いからです。何よりも、体に優しいと感じるのは日本人にもっともあっているからでしょう。

和食というとかつおや昆布の出しや温かい料理がイメージされますが、残念なことに和食の出しの味やにおいのよい温かい食べ物は、つわりの期間は敬遠されます。食べやすい和食を探してみましょう。ビタミンBを取ることを考えれば、枝豆や冷奴、玄米のおにぎり(海苔を巻くといい)などが望ましいでしょう。サツマイモは牛乳や砂糖を加えて煮たものをつぶして茶巾に絞って冷やしておくと見た目にもかわいらしく食べやすくなります。

ビタミンB6にこだわらなければ、食べやすさを考えると、そうめんや卵豆腐(茶碗蒸しを作って冷やすのも)出し巻き卵や焼きナスなど、冷やしておいしい和食はたくさんあります。難点は作るのに手間がかかることでしょう。体調のいいときに作り置きしておくことや、ご主人やお母さんに甘えるという方法もあります。それはなかなか、という人はどんどんスーパーのお惣菜を利用しましょう。ひじきの煮物や、おすしも、できていれば食べられるケースもあります。思いのほか、バリエーションは豊富だとびっくりするかも知れません。

特にいい飲み物があるわけではありません。水分の摂取は、脱水症状を防ぐ上でとても重要なのでこまめに行ってください。栄養価の高い飲み物の代表としてはやはり牛乳でしょう。野菜ミックスジュースや各種ビタミンが含まれているジュースなど、飲んでちょっと心が落ち着く、体にいい飲み物もたくさんあります。

吐き気が強く、食事が取れなかったり、下痢がひどく出てしまっているときなどは、スポーツドリンクなどのイオン飲料がお勧めです。体に吸収されやすく、飲んでいても胃に負担感がありません。注意したいのは、スポーツドリンクといっても種類がたくさんあって、ダイエットを謳っているものなどは、つわりのひどいときには不向きです。食べ物が食べられないのですから、少しでも飲み物からカロリーを摂取したいのに、ダイエット向きの飲料ではそれができません。比較的新しい商品に多いようなので、吐き気がひどいときはできるだけ古くからあるベーシックな商品を選んだほうが無難です。

また、においが苦手になると水も飲めなくなってしまいます。レモンやライムを常備して少量入れるとぐっと飲みやすくなります。また、同じ水でも、ミネラルウォーターの特定の銘柄だけが飲める、という話も聞いたことがあります。温かい飲み物が飲めるのであれば、本当は体を冷やしたくはないのです。冷え性で手足がかじかんでしまう人には、生姜湯や金柑湯などが体が温まっていいでしょう。薬局に行くと粉末のものが売っていますし、生姜湯は生姜を薄くスライスして湯飲みに砂糖と一緒に入れればお湯を注ぐだけでできてしまいます。冬ならばゆずの皮をちょっと包丁でそいで一緒に入れるともっと香りも楽しめます。赤ちゃんができると、やはり健康志向に目覚めます。体にいいものを探すのは、きっと楽しいものです。

つわりのときちょうど良く食べることはとても難しいことです。食べなくても気持ち悪い、食べても気持ち悪い、かといってまったく食べないでいたらおなかの赤ちゃんが心配です。食べづわりの基本は少しずつ何回にも分けて食べることです。食べたくて食べているわけでもないのに、たくさん食べてもすぐにおなかがすいてしまいます。とりあえず胃を落ち着かせるために、少しずつ食べてください。

少しずつ食べることは太りすぎを防ぐことにも大変重要です。食べづわりは、妊娠初期から食べられることで体重の減少がない分、つわりが終わった後、食欲が湧いてきたときそのまま体重が上乗せになってしまいます。妊婦において太りすぎは母子ともに危険です。そのことを常に意識して、体重のチェックもこまめにしましょう。

吐きづわりでにおいに敏感になっている人は、食べ物の温度に気をつけましょう。温かいものほど蒸気に香りが含まれますから冷めたものの方がいいのです。冷たい舌触りの良いものが食べやすいのですが、かといって本当に冷やしたものばかり食べるのは、胃腸に負担がかかりつわりを悪化させてしまいます。

量も、ほんの少しずつしか飲み込めませんから、食べられるものをすぐに食べられるようにして、調子のいいときに口に入れられるよう、準備しておくのが理想です。とは言うものの、つわりのときは食べることにあまり気持ちを払わなくてもよい時期だと考えて、自分にちょうどいい食べ物を、そのときそのとき、自分の体に聞いてみることが大切です。

足りない栄養をサプリメントで取ることは簡単です。けれど必ず医師の指導を受けてから飲んでください。錠剤であっても食品と同じと安心して飲んでいたら、蕁麻疹などの薬害になってしまうという人も見られます。また、海外のサプリメントは日本人にはあわないものもあります。その一方、鉄分の不足で貧血を起こしてしまう人は、錠剤を医師から処方されることもあります。

妊娠しているとき注意を要する栄養素にビタミンAがあります。取りすぎると胎児異常につながることもあるからです。豚肉、鳥のレバー、うなぎなど、ほとんどそればかり食べる人はいないと思われる食品ですが、一般的に同じ食品ばかりを毎日食べ続けることは危険です。

ビタミンB6はつわりの緩和に効果があるといわれています。現に効果があったという人もいる一方、必ずしも誰にでも効果が認められるわけではありません。同じようにローヤルゼリーでつわりが楽になったという人もいます。葉酸(ビタミンBの一種)は赤ちゃんの奇形予防の働きが認められていて、厚生労働省も妊娠初期の女性に推奨しているし、母子健康手帳にも摂取の記入欄が設けられている栄養素です。サツマイモや小魚、レバー、バナナ、玄米などに多く含まれます。

つわりの時期は、たとえお母さんが何も食べられなくても、赤ちゃんに必要な栄養は母体から摂取することができます。足りない栄養素、とあまり意識すると食べられないときはとてもつらくなります。あまり考えず、ゆったりとする時間を多く持つことが、つわりを少しでも和らげます。食べられるようになったらがんばって食べていけばいいのではないでしょうか。

つわり対策はできてますか?
私もひどいつわりを経験しましたが、これを読んで自分がいかに妊娠する準備ができていなかったんだろうと実感しました。また、つわりだけでなく妊娠中から出産までの過ごし方も大変勉強になりました。
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