何かを口に入れたり、食べていないと気分が悪くなってしまうつわりの症状を、食べづわりといいます。食欲、というよりも、空腹になると吐き気がしてきて、食べていないといられないのです。食べつわりも人によって、また時期によって症状はさまざまです。胃が空にならないように少しずつ食べていれば、気分が悪くなることはないという状態から、食べても気持ちが悪くなる、またはせっかく食べたのに吐いてしまう症状まであります。
食べつわりだけが単独で起こることはほとんどなくて、吐きつわりと同時進行というケースがほとんどです。幸い、食べられる分脱水症状や飢餓症状は出にくくなるのでその点は吐いているだけのつわりよりは安心ですが、つらいことは変わらず吐きながらも食べることで、つわりの時期からの体重増がみられます。体重の増加は妊娠期間には特別な意味があります。体重増加が大きい人ほど、妊娠中毒症にかかる割合が大きくなることがわかっていますし、産道に脂肪がつくと赤ちゃんが出てきにくくなってしまいます。妊娠初期から体重が増えてしまうと、つわりが治まって食欲が増してくる妊娠中期以降に食欲をセーブしなければなりません。
かといって空腹で気分が悪くなってしまう以上、食べるしかないことも確かです。できるだけカロリーの少ないものを少しずつ小分けにして食べるようにしてください。つわりの最中は、特定のものしか食べられないことも良くあります。そのときは栄養バランスなどはあまり考えず食べられるものを食べましょう。つわりが治まってきたら、それから栄養バランスや体重に注意していけばいいのです。
つわり対策は色々なほうほうがありますが「1日6食」を心がけてみてはいかがでしょうか。つわりを引き起こす原因となるものは様々なものがありますが、血糖値の低下などもつわりを引き起こす原因のひとつだと言われています。朝起きたときや長い時間何も食べていない状態の時は血糖値の低下が起こりやすいです。そのため、朝起きたときや空腹の時などに気分が悪くなることが多いのです。
1日3食という伝統的な食事パターンだと食事と食事の間が空きすぎてしまいますので気分が悪くなりやすくなってしまいます。それは妊婦さんにとってあまり都合がよくないことでしょう。かといって、食事をする際に一度にたくさん食べ過ぎてしまうと、つわり中の場合は特に強烈に吐き気を催すことがありますし実際に吐いてしまったりすることもあるでしょう。
いちばん消化のよいパターンは、食事の量を分散させてあげて「軽い」食事内容を1日に「6回程度」とることです。特に食べつわりの症状があるという方は「空腹を感じること」について一番恐れているのではないでしょうか。このように空腹を恐れてばかりいる状態や、胃が何も受け付けないような状態のときには、食事の分散を試してみてはいかがでしょうか。