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予定日を過ぎても生理が始まらない、「もしかして」と思い始めたころ、吐き気がしたり、熱っぽかったり、体調が悪くなることがあります。妊娠していた場合、それがつわりの始まりです。つわりとはなぜ起こるのか?その原因は確定されていません。主に、ホルモンバランスの崩れから自律神経が不安定になり、体の不調が現れる、と考えられています。妊娠すると、hCGというホルモンや黄体ホルモンの分泌が活発になりますが、すなわち女性の体が妊娠を継続して赤ちゃんを体内で育てていこうと変化していくのです。その変化が急激に起こるため自律神経が乱れます。

また、急にお腹の中で育ち始めた赤ちゃんを体がなかなか認知できなくて異物と捉え拒否しているのではないか、という考え、あるいは、流産をしないように母体が動けないようにしている、環境の変化で精神が不安定になり体に変調をきたす、など、つわりの原因として考えられるものは多数あります。吐き気や嘔吐などの、つわりは妊娠した女性の大多数が経験していて、病気ではなく生理現象です。まずは様子を見ながら、自分自身が適応していく方法を探っていきましょう。

赤ちゃんはお腹の中で、しっかり守られています。女性の体に自然に備えられている、妊娠出産のメカニズムはすばらしいものです。つわりでお母さんが苦しんでいることが、赤ちゃんに影響することはありません。お母さんは自分の体を思いやって、つわりを乗り越えてください。注意したいのは、日常生活が送れないなど、極端につらいつわりは、必ず病院での治療や医師の指示を仰がなくてはなりません。我慢しすぎることは、母体にも赤ちゃんにもとても危険です。

つわりは一般的に妊娠4~7週(2~3ヶ月)頃に始まり、12~16週(4~5ヶ月)頃に終わるといわれています。しかし、これはあくまで目安です。つわりは個人差が激しいうえに、妊娠期間中はとかく体調が崩れやすいものです。体調の変化とつわりの間に線を引くことはとても難しいものです。つわりが妊娠期間を通してずっと続く人もいれば、全くつわりを感じないという人までいるのです。

妊娠の週数は前回の生理からスタートしていますから、次の生理予定日は妊娠5週の始まりに当たります。妊娠しているかしていないかと考えるよりも先に、つわりが始まっている人も少なくはないのです。つわりが来て初めて妊娠を疑い妊娠検査薬を使用する人も多数います。

つわりの始まり方も人それぞれです。吐き気を感じる、というケースがもっとも多いと思われますが、いきなり嘔吐をしてしまう人や微熱が続いて体がだるくなる人、「なんとなく体調が悪いと思ったら妊娠していた」ということは、よく聞きます。かぜや胃腸の不調と勘違いして薬を飲んでしまい、後でとっても心配している女性もいます。ほとんどは何の心配もないのですが、この頃はお母さんの体も赤ちゃんの体もとても不安定です。できるだけ早く妊娠に気がつくに越したことはありません。

そのように考えると、つわりは「ここにいるよ」という赤ちゃんからのメッセージとも受け取ることができるでしょう。つわりの始まりは戸惑うことばかりです。特にはじめての出産に向かう女性には、全く未知の世界が始まっていくのですから。たくさんの不安もあるとは思いますが、リラックス、リラックス、赤ちゃんはゆっくりとお腹の中で育っていきます。何もあせることはないのです。

つわりのピークは8~9週(3~4ヶ月)頃といわれています。この時期、妊娠すると始まるhCGホルモンの分泌もピークを迎えています。今まで体内に存在しなかったホルモンに対して、体がすぐには順応できず、順応しようとするエネルギーでつわりが起こることも考えられます。そうすると分泌が徐々に減っていくときには、すでにホルモンに慣れ始めた体にそのためのエネルギーが必要なくなってきます。つわりも一段落するのはそのためだろうということです。

しかし、つわりの原因は特定できるものではなく、つわりの継続する期間も、人によってさまざまです。つわりによる体の不調は、直接的には自律神経の乱れから来るものですから自律神経を不安定にさせている要因が取り除かれると、つわりは楽になっていくのでしょう。ピークというものは、終わってみて初めてわかるものですから、あまりピークを意識しないほうがいいのかもしれません。

つわりの終わり方も人それぞれ。徐々に収まってくる人、ある日突然気分がすっきりしてつわりが終わる人、終わったと思ったらぶり返す繰り返しの人、そして、妊娠期間中ずっとつわりが続く人もいます。ずっとつわりが続くのはつらいことですが、確実に言えることは、赤ちゃんが生まれればつわりは終わるのです。何とか上手に付き合っていくしかありません。

お腹の中に生命を宿し始めたばかりのお母さんは、自分の体が急によそよそしくなってしまうことに、必死についていかなければなりません。自分の体が一番わかるのはやはり自分です。この時期、いつもより自分を甘やかしてあげることも大切です。

つわりの続く期間は、一般的には2、3ヶ月。安定期に入ると治まるといわれています。「いつ終わるの?」つわりに苦しむ新米ママさんは、一日に何度もこの言葉を自分の中で、あるいは誰かに問いかけるでしょう。「妊娠5ヶ月に入った頃には、収まってくるよ」という答えを一応の目安としてがんばるしかないのでしょう。そして、その時期を過ぎても、一向に収まらないつわりに、「赤ちゃんに会うために」という気持ちで乗り切っていくのでしょう。長い我慢かも知れませんが、赤ちゃんが生まれたら確実につわりは終わります。

つわりがまったくない、という人も稀にいます。その一方で、出産までつわりが続くという人も珍しくはないのです。つわりは妊婦のほとんどが経験する生理現象で、決して病気ではありません。けれども、妊娠するまでは自由に動かせていた自分の体が、不意に意のままにならなくなり、吐き気や倦怠感から逃れることができない状態は、体験してみたものでなければわからないでしょう。

日常生活ができないほどのつわりは、病院に行って医師の診断を受けなければなりません。食べられないことから起こる、脱水症状や飢餓症状も、お母さんも赤ちゃんをも生命の危険にさらすものです。我慢のしすぎには注意をしなければなりません。その上で、妊娠して赤ちゃんに会えるまでの10ヶ月間、体の中で命が育っているのだと思えば、その常ではない状況の中で、さまざまなことが起こってくるのだと納得していくことが大切です。精神論だけではつわりを乗り越えることは不可能です。しかし、心の持ち方は、やはりつわりと付き合っていくことにはとても重要です。

つわりがほとんどなくて妊娠中もそれ以前と変わらない生活が送れる人がいる一方で、吐き気が止まらない、立っていることもできない、上の子の面倒を見てあげたいのに体を動かせない、そんなひどいつわりに苦しむ人もいます。つわりとは一言にくくれないほどに、症状も期間も個人差が大きすぎるものです。趣味や仕事で気を紛らわせられるつわりは中程度と考えられます。仕事や家事を助けてもらわないといけないほどのつわりも、決して珍しくはありません。同じ吐き気でも、空腹で気持ち悪くなる人と、食べると吐いてしまう人がいて対処の仕方が違います。

つわりは明日終わるかも知れないし、ずっと続くかも知れない。大切なのは、自分の体と向き合うことです。自分の体に起こっていることを受け止めてあげてください。そして、新しい命が自分の中で育っていることを常に思い出してほしいのです。もちろん、つわりは妊娠すればほとんどの女性が経験するものではあります。しかし、そのために、社会の中で軽く見られがちであることは否定できません。

ひどいつわりを経験している人ほど、精神的にも追い込まれています。ほんの些細な言葉に傷つけられて、さらにつわりをひどくしてしまうこともあるのです。妊娠してつわりが重くなるか、軽くなるかは、その女性の人格や精神性には関係ありません。また、その苦しみは赤ちゃんの父である配偶者ですら替わってあげることもできないものです。周囲の人ができることは、ただ理解して寄り添ってあげることだけです。

妊娠するとほとんどの女性が経験するつわりですが、日常生活もままならないほどのひどいつわりは、病院で処置をしてもらわなければなりません。入院するほどのひどいつわりは「妊娠悪阻」といい、つわりとは別と考えていくほうがいいでしょう。

吐き気がひどかったり、一日中嘔吐が続いていたりすると、水を飲むこともできなくなってしまいます。当然、何も食べることはできません。急に体重が落ちたり、トイレに行く回数が激減する、見た目にも肌に水分が失われやつれてくるなどの状態になったら、一刻も早く病院へ行かなければなりません。病院では、できるだけ具体的に現状を伝えるようにしてください。「つらい」というだけでは、医師にはわかりません。

脱水症状は母体も赤ちゃんの命も危険にさらしてしまうことにつながります。妊娠を継続することができなくなることもありますから、軽視は禁物です。つわりは徐々に重くなってくるものなので、つわりの症状がきついと感じたら、周囲にいる人も気を付けてあげなければいけません。そのためにはまず、つわりで苦しんでいる本人が、自分の体のことを家族や周囲にいる人に伝える努力をすることです。

妊娠悪阻で入院した場合、多くは絶食療法が行われます。点滴によって水分と必要な栄養分を補給して、休息を取れる環境を整えます。入院することで、家事や育児からも離れることができるので、その効果は大変大きいでしょう。母体が回復してきたら、少しずつ食事を開始して、退院に備えます。妊娠悪阻は本人にとってはとてもつらいことですが、赤ちゃんがそれによって悪影響を受けたりすることはほとんどないと考えられています。お母さんは、まず自分の体をいたわってあげることが大切です。

Q. 妊娠悪阻とは何ですか?

A. 妊娠悪阻とは、つわりが悪化し日常生活を行うことができなくなる症状で、主に食事や水分が取れないことから起こる脱水症状が顕著に現れます。嘔吐がひどく食事が取れない日が続き、体重が短期間に激減する、おしっこの回数が減る、肌ががさがさになる、などの症状が現れたときは早めに受診してください。本人が我慢していて取り返しのつかないことになることもあるので、周囲の注意が必要です。入院治療が必要になることが多く、治療方法は絶食治療が中心です。絶食療法とは点滴のみで安静を保ち、体力の回復を待って少しずつ食事ができるように仕向けていく方法です。ひどすぎるつわりは妊娠悪阻として治療にも保健が適用されます。母体保護のために中絶にいたるケースもあります。あまりにつらいつわりは、我慢しすぎないことが大切です。


Q. つわりと血液型は関係ありますか?

A. お腹の赤ちゃんがお母さんと同じ血液型の場合つわりが軽く、違う血液型であった場合つわりが重いといわれることがありますが、これは根拠のないことで赤ちゃんの血液型とつわりの重さに関係はありません。妊娠中、お母さんの体の中に違う血液型の赤ちゃんがいるというのは不思議なように感じますが、だからといってお母さんの体には何の不都合もなく、つわりが重くなることもありません。つわりはホルモンのアンバランスなどが原因となって自律神経が乱れてしまうことから発生するといわれますから、そもそも赤ちゃんの血液型には関係ないのです。実際、血液型とつわりの関係について各種アンケートがなされていますが、因果関係は見られませんでした。


Q. つわりと胎児の性別は関係ありますか?

A. つわりと赤ちゃんの性別には何の関係もありません。お腹の中に異性である男の子の赤ちゃんが誕生するとつわりが重くなる、とは昔から言われてきたことです。また、一方ヨーロッパで妊娠悪阻の人から生まれた赤ちゃんの性別を何年にも渡って調べた結果、女の子の方が若干多かったという結果が出ました。結果は全く相反しています。いずれにせよ、生まれてきたときには赤ちゃんの性別もわかるし、つわりも終了です。今では超音波でお腹の赤ちゃんを実際に見ることができますし、生まれてくる前に性別を教えてくれる医師もたくさんいます。妊娠したら赤ちゃんが男の子か女の子か考えることは楽しいので、きっとそこに結びついて言われるようになったのでしょう。


Q. 妊娠しているのにつわりがないのは異常ですか?

A. 異常ではありません。むしろ喜ぶべきことです。つわりは個人差が大きく、つわりの重さだけではなく、つわりの続く期間も人によって大きく異なります。一般的につわりとして認識されている吐き気や嘔吐がなくても、便秘や頭痛、肩こり、あるいは喉の不快や唾液の増加もつわりの一種と考えられます。おそらくはそのうちのどれかが当てはまると思われます。つわりは赤ちゃんが元気な証拠という説もあります。急につわりが止まったりすると、赤ちゃんに何かがあったのではないかと心配になります。つわりがなくてもあっても、きちんと検診を受けていれば赤ちゃんの元気な姿が確認できます。つわりがないのは異常かというのは、取り越し苦労に過ぎません。

つわり対策はできてますか?
私もひどいつわりを経験しましたが、これを読んで自分がいかに妊娠する準備ができていなかったんだろうと実感しました。また、つわりだけでなく妊娠中から出産までの過ごし方も大変勉強になりました。
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